1600形・1700形電車



概要


■はじめに

 登場から15年が経過し老朽してきた1200形・1300形電車、整備に難がある1400形電車を使い続けてきましたが、1980年代後半に14m級向けの小型空調機器が開発されたことにより屋根上機器の配置問題が解決したため、1990年に1600形電車の運行を開始しました。

 

■エクステリア

 1200形・1300形電車・1400形電車と同様にステンレス車体としました。ステンレス技術の進化により側面のビート数は少なくなりました。前面は当時の流行りでありましたブラックフェイスを採用。近代的なスタイルとなりましたでしょうか。

 

■インテリア

 座席は2人掛け転換クロスシートを採用し、ドア間に11列又は12列の座席を配しています。座席間隔は従来の車両と変わらずに850mmとしています。

 カーテンは灰桜色の下降式を採用しています。各窓は開閉可能です。

 

■機器類

 屋根上機器は前述の通り、小型空調機器が開発されたことにより、各車両前方から抵抗器、空調機器、集電装置の配置となりました。

 1700形電車はパンタグラフが1基のみとなりましたが、せいぜい60km/hしか出しませんから、離線対策はそこまで気にしなくてよいでしょうか。

 冬季の霜取りに関しましては、最低2両以上で編成を組むことで対応しております。

 制御方式は従来同様、抵抗制御を採用しています。本島や隣国ではチョッパ制御が導入されているようですが、1990年当時の瑞霞電鉄は、お国から貰える補助金が少なかったために高価な機器類を導入することができませんでした。

 

■性能

 従来の車両と同様、営業時における最高速度は60km/h、加速度は2.5km/hです。その他特筆すべき事項はありません。

 

■おわりに

 1200形・1300形電車のように空調機器が効きにくいこともなく、1400形電車のように特殊な構造をしていることもなく、既にある機器類を無難に採用したことにより、旅客、運転、整備共々満足して受け入れられる車両となりました。

主要諸元表


定員

1600形・1650形:各92人(座席48人+立席44人)

1700形:84人(座席44人+立席40人)

 連結面間距離

14650 mm

車体長

14050 mm

車体幅

2750 mm

車体高

4000 mm

台車中心間距離

8650 mm

固定軸距

2000 mm

主電動機

100 kW × 4 / 両

制御方式

抵抗制御

加速度

2.5 km/h/s

減速度

5.0 km/h/s

最高運転速度

60 km/h

車体

ステンレス製