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■はじめに
瑞霞電鉄は海に囲まれた小さな島の中を走る鉄道ですから、塩害による腐食や電気機器の劣化はどうしても避けられません。そこで、隣国において塩害に強い素材とされるステンレス鋼を用いた車両が活躍していることから、瑞霞電鉄におきましても長寿命化を期待してステンレス鋼を用いた車両を導入することが決まり、1975年に2両固定編成の1200形電車と1両編成の1300形電車が運行を開始しました。
■エクステリア
車体は隣国で実績のあるステンレス車体を初めて採用しました。スタイルは前面上部に単灯前照灯、腰部に尾灯を配するシンプルなスタイルを踏襲しました。床下の排障器、片側2箇所の扉も従前の車両と同様の構成としています。
ステンレス車体により塗装の必要がなくなったことから、腰部に濃紅と黄色の帯を巻かせるだけとしましてシンプルに留めています。なお、1400形電車は1200形・1300形電車と区別するために前面にも帯を巻いています。
側窓は一段下降窓としました。
■インテリア
座席は引き続き転換クロスシートを採用しました。小豆色の座面、床の灰色、壁面のクリーム色全て1000形・1100形電車と同一の仕様です。
■機器類
1200形・1300形電車は空調機器を搭載し、瑞霞電鉄初の冷房車となりました。海に囲まれた瑞霞諸島は、夏になりますと大変蒸し暑く、窓を開けていましても熱風しか入りませんから、空調機器を搭載した1200形・1300形電車は島民の方々に好意的に受け入れられました。
1400形電車では、1450形に大容量の空調機器を2台搭載し、そのうち1台を1400形用の空調機器として1400形と1450形の間をダクトで繋ぐ方法を用いることで、大容量の空調機器を搭載することができました。
■性能
加速度は2.5 km/h/s、最高速度は60 km/h、1000形・1100形電車と同一の性能です。主電動機は1000形・1100形電車より出力を100 kWに増強した電動機を搭載しました。
■おわりに
ステンレス鋼により、車体は塩害に対して強い効果を発揮しました。しかし、機器類は常日頃から海風に曝されている影響により老朽化を避けることは残念ながら叶わず、1600形・1700形電車の導入に伴い、順次廃車されました。
Q. で、今度はどちらの車両をパクったのです?
A. パクったとは人聞きの悪い。
Q. 側面など、ほとんどクリソツですよね?
A. ええ、まあ、当時の技術の都合から、似てしまうこともありますよね。
Q. パクったでしょう?
A. いいえ。日本の東京急行電鉄8000系電車と違い、瑞霞電鉄の1200形は亘り板はありませんし、クロスシートですし、排障器を装備しておりますし、黄色が入っていますし、そもそも14m級ですから。
Q. 1000形・1100形車両のQ&Aと同じ流れですね?
A. ……
定員 |
1200形・1250形:各92人(座席48人+立席44人) 1300形:84人(座席44人+立席40人) 1400形・1450形:各92人(座席48人+立席44人) |
連結面間距離 |
14 650 mm |
車体長 |
14 050 mm |
車体幅 |
2 750 mm |
車体高 |
4 000 mm |
台車中心間距離 |
8 650 mm |
固定軸距 |
2 000 mm |
主電動機 |
100 kW × 4 / 両 |
制御方式 |
抵抗制御 |
加速度 |
2.5 km/h/s |
減速度 |
5.0 km/h/s |
最高運転速度 |
60 km/h |
車体 |
ステンレス製 |